妄想アヤコMy Muse
踏み込めば、何かが変わるのでは… そう思いたかったのだ。甘い考え、ただの幻想。 ほろ苦い思いを噛みしめながら、シャッターを切る。
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僅かな微笑みの裏に飲み込まれた感情の大きさを、 僕は知ることもなく。
あれはカマをかけている表情だろうか それとも確信を仄めかす顔なのだろうか。
「その場しのぎのごめんは、聞きたくない。わかりもしないのに、謝らないで。」君は目も合わせずに、そう返してきて。
寒くもなければ、暑すぎもしない。 そんな時期の、心地の良い風のような人だった
「このまま、ずーっと明日が来なければいいのに」 満足げな猫のような顔をして伸びをするそんな君を見て。
先生は、とても優しげで美しい人です。ゆっくりと頷きながら、話を聞いてくれる その微笑みに、どれほど癒やされたことでしょう。きれいで、憧れの、わたしの先生。
全てが好きという言葉に集約されてしまうのが、なんだかもったいないような気持ちになる。
だって、今日こそは。あなたが帰ってくるかもしれませんもの。
「わたしね、真っ白なワンピースって好きよ」 そう言ってクルリと回ってみせた、その頃の君は。
冗談めかしたその言葉に、 君は「ばかね」と笑って答えた。
彼女はどこまで知っていて、 どういう意図で話したのか?
失うものが、あろうとなかろうと 世界は続いていく。
今、私の心は晴々していて きっとこれが本来の私の姿だったんだろう。
階段の踊り場で あなたが、顔の見えない誰かと話している
この子は私の宝箱 見つめていれば、思い出す 一緒に行った、あんな場所やこんな場所
そんな気持ちとは裏腹に、その気配だけは いつまでも僕の中に残っていて
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